喫煙者を取り巻く環境
近年、喫煙者には生活をしにくい環境が増えています。
喫煙禁止の区間が多くできていますし、屋内全面禁煙、完全分煙化が進んでいます。
飲食店では禁煙のところも増えていますし、職場でも勤務中は禁煙とされていることもあります。
このように、自宅以外の場所での喫煙空間が限られてしまっています。
1人喫煙ボックスの誕生
組立式分煙装置という1人喫煙ボックスが誕生して話題になっています。
これは、東京都大田区の冷熱エンジニアリング総合企業・菱熱工業株式会社が開発・発表した商品です。
見た目は公衆電話の電話ボックスのような形状ですが、サイズが圧倒的に小さく高さが2.3メートル、幅と奥行きが60センチメートルというサイズです。
決して広いとは言えませんが、一般男性であれば余裕を持って立つことができるサイズです。
ボックスは組み立て式ですが、工事は不要、自分で室内に組み立てて使用します。
その上に光触媒フィルター、消臭剤の働きによってタバコの煙や臭いを吸収して濾過した空気をボックス内に循環売るようになっています。
これによって外部に匂いや煙が漏れないようになっています。
タバコの健康被害
タバコは決して健康に良いとは言えないものです。
喫煙を続けていれば健康を害する可能性があるということも言われているものです。
喫煙者であれば、自分が吸って自分の健康を害するので納得できますが、非喫煙者はそうは行きません。
タバコというのは吸っている本人よりも周囲の方が健康を害するような物質の多く含まれる煙を吸っていると言われています。
また、タバコの煙の匂いというのは体や髪に染み付くものであり、匂いに敏感な人はそれも不快感を感じる原因となります。
そのため、残念ながら非喫煙者にとってはタバコというのは嫌悪感を抱いてしまうことは仕方ないものなのです。
喫煙者からすれば、税金も支払っているのに、なぜこのような肩身の狭い生活をしなければならないのかと感じる人もいるものです。
しかし、喫煙者を取り巻く環境はどんどん厳しくなることが予想され、このような組立式分煙装置での喫煙の機会というのはどんどん増えることが考えられます。
喫煙者の健康の面も考えるとどうしても厳しい環境になる事は避けられず、これからは喫煙者は自分の健康もですが、非喫煙者の健康も考える必要があるのです。