受付は企業の顔
受付というのは会社に入って最初に目につくスペースです。
そのデスクが汚かったり、見た目に美しくないレイアウトであったりすればその会社に対して良い印象というのは抱けないものです。
人間は出会った時の見た目が第一印象が大事であることと同じように、オフィスの第一印象を決めるのもやはりオフィスに入ってすぐの印象が大事です。
そこで、その第一印象を決める重要な要素が受付です。
ですから受付のデザインにはこだわるべきなのです。
受付のデザインは企業のイメージで
受付のデザインを決める際に、まず考えるべきが受付のタイプがどのようなものであるかということです。
ひとえに受付といっても、受付に人がいる場合と無人の場合があり、それによってもレイアウトが変わってきます。
受付に人がいるというのは、外部からの来訪者にとって良い印象を与えるものです。
来訪者をもてなそうという気持ちが現れますし、来訪者にとってもすぐに対応をしてもらえる安心感があります。
有人型のレイアウトとしては、基本的に品のある高級感が伝わるイメージを作ることが多いです。
受付に常駐する従業員の制服と受付の装飾の色を統一したり、会社の理念やブランドイメージの色で統一をすれば品の有る印象を与えます。
また、あえて装飾や塗装をせずに白で統一するのも清潔感を与える受付となるのでオススメです。
最近の受付は従来のシンプルでシックなものだけでなく、おしゃれさや可愛さを演出している企業も増えています。
企業のイメージキャラクターの模型を置いているところも多くあります。
これは、見学に来た就活生や来訪者が記念撮影してSNSに掲載して広告宣伝効果があったり、企業のイメージとして明るく元気で楽しそうな印象を与えることもできます。
無人の場合には、会社として来訪者への対応に力を入れていないような印象を持たれがちですが決してそのようなことはありません。
昨今は人件費削減のためでなく、飛び込み営業や受付を狙っての事件が起きたことからセキュリティを強化するためにあえて無人の受付を設置している企業が多いのです。
このように無人で有るからこそできるおもしろい演出もありますし、無人だからこそ受付が面白いと記念撮影もしやすくなります。
迎え入れる気持ちがあることを表すためにも、無人だからこそこだわって装飾をするべきなのです。
最近、新しいパターンとして人工知能を持ったロボットを受付に設置して案内をするという会社も出て来ています。
日頃話では聞くもののなかなか実際に触れることができないですから、ロボットに迎え入れられたからといって不快に感じる人は意外にいないものです。
他にも、来訪者の管理としてモニターやタブレットを活用しているところも増えています。
受付に人がおらず電子機器のみを設置すれば良いので、受付スペースが有効に使え装飾にもこだわりを持ちあえて近未来感を演出したり、あえてシンプルにして会社のイメージを演出したりという工夫をすることができます。
受付工事をすることを決めたら
受付のイメージを変える際に、工事が必要なこともあります。
費用を抑える場合には、簡易的な工事となるので3日ほどで済ませることができます。
逆に、セキュリティ工事をしたり、無人の受付とするためのモニターや電話線工事、壁への装飾や自動ドア設置といった全ての工事をしたとしても最長でも10日で済みます。
もちろん、これは工事日数であって打ち合わせから計算すればもっと日数は必要です。
来訪者が会社を訪れて第一印象を決める大事な場所ですから、会社の業績が悪かったり状況が思わしくない場合には受付工事を検討うするのも一つの方法です。
必ずプロに相談する
自分たちのセンスではブランドイメージを体現できるオフィスレイアウトが難しいと判断したら、プロに依頼するのも一つです。
社外のコンサルであったり、デザイン事務所であったりに相談をすると、レイアウト案を提示してもらうことができます。自分たちではイメージが凝り固まっていても、外部の人を交えることで新しい発想が出てきて、レイアウトや職場のカラーリングでも新たな意見を得ることができます。
また、プロに依頼して助かるのが経験から出てくる適切な動線確保ができることです。
オフィスというのはおしゃれでありなおかつ働きやすいことが重要です。
働きやすい職場にするには、職員の行動がスムーズにできる職場であることが重要です。
仕事をするときに、通路を通るのに職員を気遣いながら歩いたり、いちいちものをどかした新しいものを取る必要があったり、打ち合わせで自分たちの話し声が周囲の仕事の邪魔をしないよう気にしながら話さなければならなかったりすると、ストレスも溜まりますし仕事の効率も悪くなります。
そこで、プロに相談すると、仕事の効率の良い適切な動線確保がされた環境を作りながらもおしゃれな空間を作ることができます。特に配線の悩みについてはプロが引き受けてくれることで最小限の配線でコードで景観を乱すことなく美しいレイアウトを作ることができます。
もちろんデザイン料は発生しますが、仕上がりは美しいく得られるものはとても大きいです。
人を惹きつけるデザインや住環境作りを学べる学校が増えてきていることは、良い内装のデザインというものが、社会的に求められていることの表れとも言えるでしょう。